夕景に映える三重の塔
本堂は区内で最古の寺院建造物
所在地 | 世田谷区喜多見4-17-1 03-3416-1221 |
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交通 | 二子玉川駅より成城学園駅行バス 「次大夫堀公園前」下車5分 |
敷地面積 | 約30,000㎡ |
建立期 | 本堂は享保元年(1716)に再建 |
宗派 | 浄土宗 京都地恩院の末寺 |
季節 | 春・夏・秋に参道の景観 |
行事 | |
開祖 | 遺臣粕谷還江守が開山 |
近くに | 氷川神社 永安寺 |
由来
浄土宗 京都地恩院の末寺で、本尊は阿弥陀如来坐像。
文治二年(1186)、江戸太郎重長が今の皇居紅葉山辺に開基した江戸氏の氏寺で、当時は天台宗だった。
室町時代の中ごろにこの地に移り、その後、天文九年に真蓮社空誉上人が中興開山となり浄土宗に改め永劫山華林院慶元寺と改称した。
更に文禄二年に江戸氏改め喜多見氏初代の若狭守勝忠が再建し、寛永十三年には徳川家光から寺禄10石の御朱印地を賜った。
見所
墓地中央に聳える三重の塔が遠目にも一際目を引く。
本堂は享保元年(1716)に再建されたもので、現存する区内の寺院では最古の建造物といわれている。
山門は宝暦五年(1759)に建立されたもので、燈篭が灯る100mの参道を控えて厳かな雰囲気を醸している。
鐘楼は宝暦五年(1763)に建立、戦後に修復されている。
境内には喜多見古墳群中の四基が現存している。